薪を知る

良い薪

ナラ、クヌギ、ケヤキ、ブナなどは、熱量が高く薪に適しています。
あまり適していない樹種には、クリ、ヤナギ、オニグルミ、ホウノキなどがあげられます。
適した樹種で、丁寧に、十分に乾燥させた、水分含有量の少ない薪が良い薪です。

ナラ・クヌギ

伐採

前述のように、薪ストーブには乾燥した薪がベストです。
木には伐採する時期というのがあります。落葉して含水率が落ちた12月、1月、2月頃に切った木を、遅くとも次の5月の連休くらいまでに薪棚に積み上げることができれば、11月の下旬には立派な薪として使用することができます。
ただし、日陰で風も当たらないなど、薪棚の条件によっては十分に乾燥してないので、年内に使うことはできません。
また、葉っぱが生い茂っている木を伐採した場合、その年には使うことはできません。
このように伐採時期というのは、薪にとって重要です。

乾燥

乾燥の仕方というのも大切です。
薪棚に積み上げ、屋根をかけ、側面は木口を露出させ、雨と風と太陽で濡れたり乾いたりを繰り返した薪が最高です。濡れた木口の乾燥/蒸発とともに薪内部の水分が引っ張り出されて乾燥し、理想的な薪に仕上がるのです。
薪を濡らしたくないという理由で、側面を覆ったりすると却って乾きません。
ただし、木口を濡らしながら乾燥させると言っても、秋田県内ではお盆以降に木口を濡らすと乾きません。むしろこの時期を過ぎると側面は覆った方がよろしいかと思います。
また、地面からの湿気というのは思いのほか強く、なるべく地面から離すとか高く積むとかの配慮も必要です。
お客様から何カ月乾燥した薪がいいの?と質問されることもたびたびですが、そんな理由で一概に何カ月乾かせば良いとは 簡単に答えられないのです。

薪の経済学

薪の必要量

薪ストーブによって違いますが、エコデザイン認証の製品なら、従来の半分程度の量で済んでいる印象です。
1釜とか2釜とか呼んでいますが、秋田市を例にとると一日中薪ストーブを焚くご家庭では、1シーズン4釜あれば十分です。
朝晩以外、日中はほとんど焚かないというお宅なら2釜で間に合うと思います。

ちなみに1釜というのは約2㎥
(立米:リューベー)で、
1メートルx1メートルx1メートルの
段ボール箱、2個分になります。

ファイヤーサイドのログラック(大)に
高さ約1mで積むと1㎥になります。

薪の準備

薪の商品形態は、「原木」、「玉材」、「薪」の3種類になります。
2メートルの原木なら、当社のダンプ1台分=1釜単位で運んでいます。
原木の場合、チェーンソウなどでお好みの長さにカットしてから、割らなければなりません。
原木を30センチや40センチにカットしたものを玉材と言います。
これを斧で割って薪にします。
すでに割ってあるものを薪と言います。キンクラでさらに割ると小割にできます。あとはくべるだけです。

薪の生産風景

どちらかというと「薪」の状態で購入される方が多いです。
しかし、原木や玉材を購入され、趣味としての薪作り、
薪ストーブライフを堪能されている方も大勢いらっしゃいます。
原木での購入が安価ではありますが、専用の機械や道具を揃えたとしても、
それなりの時間を薪作りに“捧げる”覚悟が必要です。
原木と玉材は、当社で施工されたお客様のみへの販売と
させていただいております。

薪ストーブライフの費用

1シーズン2〜3釜だとして約9〜13万円くらい薪代にかかります。
それ以外に着火剤約2〜3千円、薪ストーブの扉の気密を保つ不燃の
ガスケットロープの交換(工賃を除く)が約2〜3千円です。
ひと頃に比べて大分お金がかからなくなりました。

近年、灯油が高騰しています。それに反し最近の
薪ストーブの燃費は飛躍的に向上していますので、
薪代と灯油代は同じくらいかと感じています。
秋田県内の山間部なら薪を安く購入することが可
能な地域もありますので、そんな薪を利用すれば
灯油よりもさらに安くつくかもしれません。

※出典:総務省統計局の小売物価統計調査

薪ストーブクッキングも魅力にあふれています。
オーブン機能付きの機種ではオーブン内が常に
200°前後ですので予熱要らずでお菓子作りやお
料理が楽しめます。
オーブンなしの機種でも天板を利用した調理や
熾火を使ったピザなどもご堪能いただけます。

まとめ

毎日を温泉で過ごしているような暖かさと心地良さ、癒し効果、
趣味性、インテリアとしての満足感、生活の質の向上など、
主観を抜きにしないで言えば、
薪ストーブはどの暖房よりもリーズナブルだと思います。

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薪を知る

良い薪

ナラ、クヌギ、ケヤキ、ブナなどは、熱量が高く薪に適しています。
あまり適していない樹種には、クリ、ヤナギ、オニグルミ、ホウノキなどがあげられます。
適した樹種で、丁寧に、十分に乾燥させた、水分含有量の少ない薪が良い薪です。

ナラ・クヌギ

伐採

前述のように、薪ストーブには乾燥した薪がベストです。
木には伐採する時期というのがあります。落葉して含水率が落ちた12月、1月、2月頃に切った木を、遅くとも次の5月の連休くらいまでに薪棚に積み上げることができれば、11月の下旬には立派な薪として使用することができます。
ただし、日陰で風も当たらないなど、薪棚の条件によっては十分に乾燥してないので、年内に使うことはできません。
また、葉っぱが生い茂っている木を伐採した場合、その年には使うことはできません。
このように伐採時期というのは、薪にとって重要です。

乾燥

乾燥の仕方というのも大切です。
薪棚に積み上げ、屋根をかけ、側面は木口を露出させ、雨と風と太陽で濡れたり乾いたりを繰り返した薪が最高です。濡れた木口の乾燥/蒸発とともに薪内部の水分が引っ張り出されて乾燥し、理想的な薪に仕上がるのです。
薪を濡らしたくないという理由で、側面を覆ったりすると却って乾きません。
ただし、木口を濡らしながら乾燥させると言っても、秋田県内ではお盆以降に木口を濡らすと乾きません。むしろこの時期を過ぎると側面は覆った方がよろしいかと思います。
また、地面からの湿気というのは思いのほか強く、なるべく地面から離すとか高く積むとかの配慮も必要です。
お客様から何カ月乾燥した薪がいいの?と質問されることもたびたびですが、そんな理由で一概に何カ月乾かせば良いとは 簡単に答えられないのです。

薪の経済学

薪の必要量

薪ストーブによって違いますが、エコデザイン認証の製品なら、従来の半分程度の量で済んでいる印象です。
1釜とか2釜とか呼んでいますが、秋田市を例にとると一日中薪ストーブを焚くご家庭では、1シーズン4釜あれば十分です。
朝晩以外、日中はほとんど焚かないというお宅なら2釜で間に合うと思います。

ちなみに1釜というのは約2㎥
(立米:リューベー)で、
1メートルx1メートルx1メートルの
段ボール箱、2個分になります。

ファイヤーサイドのログラック(大)に
高さ約1mで積むと1㎥になります。

薪の準備

薪の商品形態は、「原木」、「玉材」、「薪」の3種類になります。
2メートルの原木なら、当社のダンプ1台分=1釜単位で運んでいます。
原木の場合、チェーンソウなどでお好みの長さにカットしてから、
割らなければなりません。
原木を30センチや40センチにカットしたものを玉材と言います。
これを斧で割って薪にします。
すでに割ってあるものを薪と言います。キンクラでさらに割ると
小割にできます。あとはくべるだけです。

どちらかというと「薪」の状態で購入される方が多いです。
しかし、原木や玉材を購入され、趣味としての薪作り、
薪ストーブライフを堪能されている方も大勢いらっしゃいます。
原木での購入が安価ではありますが、専用の機械や道具を揃えたとしても、
それなりの時間を薪作りに“捧げる”覚悟が必要です。
原木と玉材は、当社で施工されたお客様のみへの販売と
させていただいております。

薪の生産風景

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